先に結論
今この4つを比べるなら、見るべきは transcription の精度差より次の3点です。
- bot-free で取りたいか
- 会議後に Claude / ChatGPT へ流したいか
- CRM や営業オペレーションまでつなぎたいか
結論だけ先に置くとこうです。
- Granola: 一番わかりやすい botless 第一候補
- Fathom 3.0: bot-free beta と 営業 handoff のバランスが良い
- Otter: meeting intelligence を広く使いたい組織向け
- Fireflies: AskFred / analytics / API を重視するチーム向け
AI議事録全体を広く見たいなら、まず AI議事録ツールおすすめ5選【2026年版】 を見ると早いです。すでに bot参加型と botless の考え方を把握しているなら、Granola / Fellow / Otter / Fireflies 比較 も合わせて読むと判断しやすくなります。この記事はそこに Fathom 3.0 を足して、今の購買意図に寄せて整理します。
なぜ今 Fathom 3.0 比較を作る価値があるか
Fathom は pricing 上で Choice of bot-free or bot capture type (beta)、Claude & ChatGPT Integrations、Public API & MCP、CRM sync / CRM field sync を同時に打ち出しています。
ここが重要です。bot-free の話だけなら Granola がすでに強いですが、Fathom はそこに営業向け handoff を重ねてきています。つまり今の比較軸は、単なる「botが見えるか」ではなく、
- bot-free で顧客体験を守れるか
- そのあと CRM や LLM に会議文脈を流せるか
- sales / CS / recruiting / PM で誰が使いやすいか
に移っています。
比較表
| 比較軸 | Fathom 3.0 | Granola | Otter | Fireflies |
|---|---|---|---|---|
| capture の考え方 | bot-free beta または bot capture を選択 | botless を強く訴求 | Meeting Agent が会議参加 | bot / extension / app で取得 |
| LLM handoff | Claude & ChatGPT integrations, Public API & MCP | MCP、API、Granola Chat | Otter AI Chat、MCP server | AskFred、API、AI apps |
| CRM / workflow | CRM sync、CRM field sync、Deal View、Zapier / Make | Attio、HubSpot、Affinity、Slack、Notion、Zapier | Salesforce、HubSpot、Slack、Docs | Integrations、API、team analytics |
| 価格の目安 | Free、Premium $16/user/month annual、Team $15/user/month annual、Business $25/user/month annual | Free、Business $14/user/month、Enterprise $35/user/month | Free、Pro $8.33/user/month annual、Business $20/user/month annual | Free、Pro $10/seat/month annual、Business $19/seat/month annual |
| 強い用途 | 営業 handoff、AI follow-up、shared search | 機密会議、採用、役員会、bot嫌いな組織 | 横断検索、meeting knowledge 基盤 | 会話分析、search、team insight |
| 第一候補になりやすい人 | bot-freeもCRM handoffも欲しい人 | とにかく bot を見せたくない人 | 会議知識を他ツールへ広く流したい人 | 分析と検索を重視する人 |
比較の観点
1. bot-free を最優先するなら Granola がまだ一番わかりやすい
bot-free だけで選ぶなら、やはり Granola が最も明快です。会議相手に bot を見せたくない、採用や商談で visible participant を避けたい、という主語に一直線で答えています。
Fathom も bot-free beta を出してきたので候補に入りますが、立ち位置は少し違います。Fathom は bot-free そのものより、bot-free を含む capture 選択肢を持ちながら、その後の営業運用まで伸ばす 見せ方です。
なので判断はこうです。
- bot を入れたくないこと自体が最重要 → Granola
- bot-free候補を見つつ、営業 handoff まで一体で見たい → Fathom
2. Claude / ChatGPT 連携を今すぐ見せやすいのは Fathom
Fathom の強みはここです。pricing ページ上で Claude & ChatGPT integrations を明示していて、さらに Public API & MCP までつながっています。
Granola と Otter も LLM 接続文脈は強いですが、Fathom は「meeting assistant で取った内容を、そのまま営業 follow-up や AI workflow に流す」導線がかなりわかりやすいです。AI summary、action items、follow-up email まで含めて、導入イメージを作りやすいです。
- Claude / ChatGPT への handoff をすぐ説明したい → Fathom
- botless + MCP を軸に静かに運用したい → Granola
- meeting knowledge layer を太くしたい → Otter
- Q&A と会話分析を厚くしたい → Fireflies
3. 営業や CRM handoff なら Fathom と Otter が強い
Fathom は Business で CRM field sync、Deal View、coaching metrics を出しています。つまり議事録作成で終わらず、商談情報を CRM に戻し、案件単位で会議知識をまとめる流れが見えています。
Otter も Salesforce / HubSpot 連携や AI Chat 側の広がりが強いので、meeting intelligence を営業基盤として扱いたい組織に向いています。
一方で Granola は CRM / workspace 連携もありますが、最初の訴求はやはり botless です。Fireflies は analytics と AskFred が強く、会話分析寄りの運用で光ります。
- 商談後の handoff を強くしたい → Fathom / Otter
- 顧客体験上 bot を避けたい → Granola
- 分析や検索を重視したい → Fireflies
4. 価格だけ見ると Fathom はやや高く見えるが、見方を間違えやすい
Otter Pro や Fireflies Pro と比べると、Fathom の Premium / Team / Business は安さだけで勝つ設計ではありません。
ただし Fathom は、
- bot-free beta の選択肢
- Claude / ChatGPT integrations
- Public API & MCP
- CRM sync / field sync
- Deal View
まで含めて比較すると、単なる議事録 SaaS ではなく 営業オペレーション寄りの meeting assistant として見た方が筋が良いです。価格だけで切るとズレます。
各サービスの向き不向き
Fathom 3.0
Fathom は bot-free候補でありつつ、営業 handoff が強い のが特徴です。
向いているのは次のケースです。
- bot-free を試したいが、bot capture も選べた方がよい
- Claude / ChatGPT に会議文脈をつなぎたい
- CRM field sync や Deal View まで使いたい
- sales / CS の follow-up を速くしたい
Granola
Granola は botless を最優先する人の第一候補 です。
- 顧客商談、採用、役員会で bot を見せたくない
- meeting notes を Claude / ChatGPT に持ち込みたい
- 静かな UX を維持したい
Otter
Otter は meeting intelligence を組織横断で扱いたい人向け です。
- AI Chat と MCP server を使いたい
- meeting knowledge を Slack / Salesforce / HubSpot 側にも広げたい
- bot参加を許容しても良い
Fireflies
Fireflies は AskFred と analytics を重視するチーム向け です。
- transcript を横断検索したい
- conversation intelligence を見たい
- API や voice agents まで含めて拡張したい
迷ったときの選び方
- 会議相手に bot を見せたくない → Granola
- bot-free候補で、営業 follow-up も強めたい → Fathom
- AI Chat / MCP server で会議知識を広げたい → Otter
- 会話分析と AskFred を主軸にしたい → Fireflies
まとめ
今の比較は、AI議事録ツールの中でもかなり購買意図が強い領域です。
Fathom 3.0 が入ったことで、選択肢はよりはっきりしました。
- Granola は botless の明快さ
- Fathom は bot-free と CRM / LLM handoff の両立
- Otter は meeting intelligence の広さ
- Fireflies は AskFred と分析
「どれが一番賢いか」ではなく、どの会議体験と downstream workflow を作りたいか で選ぶのが正解です。