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Gemini Embedding 2 vs Voyage 4 vs Cohere Embed v4 vs OpenAI text-embedding-3-large を比較。RAG/検索基盤の埋め込みモデルはどれを選ぶべきか

Gemini Embedding 2、Voyage 4、Cohere Embed v4、OpenAI text-embedding-3-large を、検索精度、マルチモーダル対応、コスト効率、導入しやすさで比較。RAG・社内検索・推薦基盤で失敗しにくい選び方を整理します。

公開: 最終確認: 2026年3月25日

Byline

誰が確認し、何本の一次ソースを見た記事かを先に開示します

レビュー担当

Best AI Service 編集部

確認日

2026年3月25日

確認ソース数

本文内で確認

埋め込みモデルを比較するイメージ

Article trust snapshot

比較前に、確認日と根拠を先に見せます

純テキスト中心で retrieval 品質とコスト最適化のバランスを取るなら Voyage 4 が最有力です。マルチモーダル検索を最優先するなら Gemini Embedding 2 か Cohere Embed v4、既存 OpenAI スタックでまず堅く進めるなら text-embedding-3-large が扱いやすいです。

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最終確認

2026年3月25日

根拠

公式サイト + 関連比較 2 本

編集責任

公式サイト

Quick compare

30秒で候補差分を再確認

向いている人, 価格入口, 導入難易度, 最終確認日, 注意点だけ先に並べています。

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Gemini Embedding 2

Google のマルチモーダル埋め込みモデル。画像・動画・音声・PDF を単一ベクトル空間で扱える

向いている人
社内検索や RAG の土台として、検索品質と運用コストのバランスが良い埋め込みモデルを選びたい開発者
価格入口
価格情報は本文で確認
導入難易度
記事本文で確認
最終確認日
2026年3月25日
注意点
埋め込みを使わず、単発チャットや生成モデルの比較だけを知りたい人

Voyage 4

retrieval 品質とコスト効率のバランスが強い Voyage AI の新世代 embedding シリーズ

向いている人
社内検索や RAG の土台として、検索品質と運用コストのバランスが良い埋め込みモデルを選びたい開発者
価格入口
価格情報は本文で確認
導入難易度
記事本文で確認
最終確認日
2026年3月25日
注意点
埋め込みを使わず、単発チャットや生成モデルの比較だけを知りたい人

Cohere Embed v4

128k 文脈と mixed-modality 入力に対応する Cohere の企業向け埋め込みモデル

向いている人
社内検索や RAG の土台として、検索品質と運用コストのバランスが良い埋め込みモデルを選びたい開発者
価格入口
価格情報は本文で確認
導入難易度
記事本文で確認
最終確認日
2026年3月25日
注意点
埋め込みを使わず、単発チャットや生成モデルの比較だけを知りたい人

OpenAI text-embedding-3-large

OpenAI の高性能テキスト埋め込みモデル。既存 OpenAI スタックとの接続が簡単

向いている人
社内検索や RAG の土台として、検索品質と運用コストのバランスが良い埋め込みモデルを選びたい開発者
価格入口
価格情報は本文で確認
導入難易度
記事本文で確認
最終確認日
2026年3月25日
注意点
埋め込みを使わず、単発チャットや生成モデルの比較だけを知りたい人

Decision hub

先に向いている条件と避けたい条件を整理

結論: 純テキスト中心で retrieval 品質とコスト最適化のバランスを取るなら Voyage 4 が最有力です。マルチモーダル検索を最優先するなら Gemini Embedding 2 か Cohere Embed v4、既存 OpenAI スタックでまず堅く進めるなら text-embedding-3-large が扱いやすいです。

比較ボードで続ける

向いている条件

  • • 社内検索や RAG の土台として、検索品質と運用コストのバランスが良い埋め込みモデルを選びたい開発者
  • • テキストだけでなく PDF・画像・音声まで含む検索基盤を作りたいプロダクトチーム
  • • OpenAI / Google / Cohere / Voyage のどれをベクトル検索の標準に置くべきか迷っている人

向いていない条件

  • • 埋め込みを使わず、単発チャットや生成モデルの比較だけを知りたい人
  • • 検索基盤ではなく reranker や全文検索エンジン単体の比較を探している人

先に結論

埋め込みモデルは、ベンチマークの勝ち負けだけで選ぶと失敗します

RAG や社内検索では、実際には次の4点が効きます。

  • テキスト検索の精度
  • PDF / 画像 / 音声まで一緒に検索したいか
  • ベクトル DB のコストをどこまで削りたいか
  • 既存スタックにどれだけ自然に載るか

ざっくり結論を先に言うとこうです。

  • Voyage 4: テキスト中心の retrieval 品質と価格最適化を両立したい人向け
  • Gemini Embedding 2: 画像・動画・音声・PDF まで含むマルチモーダル検索を作りたい人向け
  • Cohere Embed v4: 長い文書と mixed-modality 入力を企業検索に載せたい人向け
  • OpenAI text-embedding-3-large: 既存 OpenAI ワークフローに素直に組み込みたい人向け

つまり、RAG の母艦を text-first で作るか、multimodal-first で作るか が最初の分かれ目です。

なぜ今この比較が重要か

2026年は、RAG の論点が「LLM を何にするか」から retrieval をどう作るか へかなり移っています。

理由は単純で、回答品質の多くは生成モデルより前段で決まるからです。

  • 欲しい文書を拾えない
  • PDF や画像が検索に乗らない
  • 長文を truncate して重要情報を落とす
  • ベクトル次元が重くてストレージ費が膨らむ
  • query と document で最適なモデルを分けにくい

このへんが詰まると、上にどんな LLM を載せても伸びません。

しかも 2025〜2026 で各社の方向性がかなり分かれてきました。

  • Google は ネイティブなマルチモーダル埋め込み を前面に出した
  • Voyage は shared embedding space とコスト最適化 を前面に出した
  • Cohere は 企業検索向けの長文・PDF・画像対応 を強化した
  • OpenAI は テキスト埋め込みの扱いやすさと既存採用のしやすさ を維持した

同じ「embedding model」でも、実際には強い設計思想が違います。

比較表

サービス強い用途向いているチーム弱くなりやすい点評価
Gemini Embedding 2マルチモーダル検索、PDF/画像/音声/動画をまたぐ retrievalGoogle / Vertex AI 文脈で multimodal RAG を作りたいチームpreview 段階で、text-only の実運用実績や周辺エコシステムはこれから4.7
Voyage 4テキスト中心の高精度 retrieval、query/document のコスト最適化retrieval 品質と vector DB コストのバランスを重視するチームネイティブ multimodal は主役ではない4.8
Cohere Embed v4企業検索、長文 PDF 検索、mixed-modality 入力長い文書や semi-structured data を企業検索に載せたい組織OpenAI / Google 比で開発者の既存採用はやや限定的4.6
text-embedding-3-largeOpenAI ベースの RAG、標準的な多言語テキスト検索まず OpenAI で堅く始めたいチームtext-only なので multimodal retrieval では不利4.5

4モデルの違いをひとことで言うと

Gemini Embedding 2

Gemini Embedding 2 の本質は、マルチモーダルを最初から単一ベクトル空間で扱えること です。

Google は 2026年3月に Gemini Embedding 2 を public preview として出し、テキスト・画像・動画・音声・PDF を統一的に埋め込めるようにしました。8,192 トークンの入力、3072/1536/768 などの柔軟な次元設定、100以上の言語対応が大きな特徴です。

つまり、

  • PDF の中身を検索したい
  • 画像付きマニュアルを引きたい
  • 音声や動画断片まで検索対象にしたい
  • text-to-image / text-to-document を同じ基盤で寄せたい

という要件ではかなり魅力があります。

一方で、現時点では preview なので、まずは text RAG を安定運用したい ケースでは慎重に見るべきです。

Voyage 4

Voyage 4 の強みは、retrieval 品質の高さと運用コストを両立しやすいこと です。

Voyage 4 系は shared embedding space を打ち出していて、同じ 4 シリーズの中で生成したベクトルを互換的に扱えます。これにより、たとえば document 側は高精度なモデルで埋め込み、query 側は軽量モデルで回すといった非対称な設計がしやすいです。

さらに 2048 / 1024 / 512 / 256 の次元、量子化、32k 文脈に対応していて、検索品質を落としすぎずに vector DB コストを削る設計 がしやすいです。

RAG を実務で回すと、モデル単価よりも index サイズや query 数のほうがじわじわ効きます。Voyage 4 はそこにかなり強いです。

Cohere Embed v4

Cohere Embed v4 は、企業検索を強く意識したマルチモーダル埋め込み です。

Cohere は Embed v4 で 128k 文脈、画像とテキストの mixed input、PDF を含む text-to-mixed-modality retrieval を前面に出しています。Matryoshka embeddings にも対応していて、256 / 512 / 1024 / 1536 の次元を選べます。

そのため、

  • 長い PDF や報告書を切らずに扱いたい
  • 画像を含む社内資料を検索したい
  • 企業向け検索基盤として Azure / SageMaker などにも載せたい

という文脈では有力です。

Google ほど広いプロダクト面の勢いはなくても、検索ユースケースに対する製品設計はかなり明快 です。

OpenAI text-embedding-3-large

text-embedding-3-large は、一番わかりやすい高性能テキスト埋め込みの標準候補 です。

OpenAI は MIRACL と MTEB の改善を打ち出し、3072 次元を基本にしつつ、dimensions パラメータで短くしても精度を保ちやすい点を強みとしてきました。

要するに、

  • OpenAI API をすでに使っている
  • text-only の RAG をまず早く立ち上げたい
  • 新しいベンダーを増やしたくない
  • 多言語テキスト検索を無難に強化したい

というケースでは非常に使いやすいです。

ただし、画像・音声・PDF をまたいだ retrieval を主目的にすると、text-only であることが制約になります。

実務観点で比較すると何が違うか

1. 純テキストの retrieval 品質

この軸では Voyage 4 がかなり強い です。

Voyage は Retrieval Embedding Benchmark 系の評価と shared embedding space の設計を武器にしていて、query と document の役割を分けた最適化がしやすいです。テキスト中心の RAG で、検索品質・速度・コストを全部見るならまず候補に入ります。

OpenAI text-embedding-3-large も十分強いですが、今の比較軸では “堅い標準” の位置づけです。明確な multimodal 要件がないなら依然有力ですが、retrieval 専業ベンダーの細かい最適化では Voyage が一歩前に見えます。

2. マルチモーダル検索

ここは Gemini Embedding 2 と Cohere Embed v4 が主役です。

Gemini Embedding 2 は動画・音声・PDF まで含むのが広いです。Cohere Embed v4 は画像 + テキスト + PDF を企業検索で扱う文脈に強く、128k 文脈も効きます。

もし要件が「画像も検索したい」程度ならどちらも候補ですが、動画や音声まで射程に入れるなら Gemini長い文書や業務 PDF を企業検索に載せるなら Cohere のほうが素直です。

3. vector DB コスト最適化

ここは Voyage 4 と OpenAI が扱いやすいです。

  • Voyage 4: shared space + 256/512/1024/2048 次元 + 量子化
  • OpenAI: dimensions で 3072 から短縮可能
  • Cohere: Matryoshka 対応で 256〜1536
  • Gemini: 768 / 1536 / 3072 推奨で柔軟性あり

ただし実務では、単に短くできるだけでなく 短くしても retrieval が崩れにくいか が大事です。この観点では、コスト最適化を前提に設計思想が見えやすい Voyage 4 が強いです。

4. 導入のしやすさ

ここは既存スタックで答えが変わります。

  • Google / Vertex AI を既に使っている → Gemini Embedding 2
  • OpenAI API が既に標準 → text-embedding-3-large
  • 検索専業ベンダーを入れてもよい → Voyage 4 / Cohere Embed v4

特に OpenAI は、最初の一歩の導入ハードルが低い のが強みです。

逆に Google / Cohere / Voyage は、retrieval の要件がはっきりしているほど旨味が出ます。

5. 将来の伸びしろ

  • Gemini Embedding 2: multimodal retrieval の本命候補。今後 preview を抜けて安定するとかなり強い
  • Voyage 4: retrieval 最適化の完成度が高く、RAG の母艦として使いやすい
  • Cohere Embed v4: 企業検索向けにはかなり実務的。長文・PDF の扱いが強い
  • OpenAI text-embedding-3-large: 標準選択肢として依然強いが、multimodal 面では守勢

どの人にどれがおすすめか

Gemini Embedding 2 がおすすめの人

  • 画像・PDF・音声・動画まで検索対象にしたい人
  • Google AI Studio / Vertex AI を使っている人
  • 将来的に cross-modal retrieval を本格化したい人

Voyage 4 がおすすめの人

  • テキスト中心の RAG を本気で改善したい人
  • query 数が多く、ベクトルコストも気になる人
  • query/document でモデルを分ける非対称設計をしたい人

Cohere Embed v4 がおすすめの人

  • 長い PDF をそのまま検索したい人
  • 企業資料や mixed-format ドキュメントを扱う人
  • 検索専用スタックとして Cohere を評価したい組織

OpenAI text-embedding-3-large がおすすめの人

  • まず OpenAI で無難に始めたい人
  • text-only の検索基盤が主目的の人
  • 既存の OpenAI アプリに埋め込みを足したい人

迷ったときの選び方

まず text RAG を強くしたいなら

Voyage 4 を第一候補にしてください。

retrieval 品質とコスト最適化の両方に効きやすく、設計意図がかなり明快です。

既存 OpenAI スタックで最短導入したいなら

text-embedding-3-large が堅いです。

ベンダーを増やさずに、一定以上の多言語検索品質を確保しやすいです。

PDF・画像・音声をまとめて検索したいなら

Gemini Embedding 2 が有力です。

とくに動画・音声まで視野にあるなら、候補の中でも一番方向性がはっきりしています。

長文 PDF と企業検索を優先するなら

Cohere Embed v4 がかなり噛み合います。

128k 文脈と mixed-modality input は、業務文書の検索基盤で効きやすいです。

まとめ

埋め込みモデル選びは、単なる API 比較ではありません。どんな検索体験を作りたいかの設計選択 です。

  • Voyage 4: text-first の retrieval を最も実務的に強くしやすい
  • Gemini Embedding 2: multimodal retrieval の伸びしろが大きい
  • Cohere Embed v4: 長文 PDF を含む企業検索に強い
  • text-embedding-3-large: OpenAI 標準で始めるなら今も有力

ベクトル検索を本番で回すと、生成モデルより先に retrieval の粗が収益や利用継続率に響きます。だからこそ、埋め込みモデルは「なんとなく有名」ではなく、検索体験の主語で選ぶべき です。

参考情報

  • Google: Gemini Embedding 2 は 2026-03-10 時点で public preview。text / image / video / audio / PDF を単一空間で扱い、出力次元は 128〜3072、推奨は 768 / 1536 / 3072。
  • Voyage AI: Voyage 4 系は 2026-01 発表。shared embedding space、32k 文脈、2048 / 1024 / 512 / 256 次元、量子化に対応。
  • Cohere: Embed v4 は 128k 文脈、mixed text/image input、Matryoshka embeddings、PDF を含む multimodal retrieval を訴求。
  • OpenAI: text-embedding-3-large は 3072 次元を基本に、dimensions で短縮可能。MIRACL / MTEB 改善を打ち出している。

FAQ

よくある質問

結局、RAG の埋め込みモデルはどれが一番おすすめですか?

テキスト中心の検索品質とコスト最適化まで含めて見るなら Voyage 4 がかなり強いです。マルチモーダル前提なら Gemini Embedding 2 や Cohere Embed v4、OpenAI の既存基盤に乗せて早く始めたいなら text-embedding-3-large が有力です。

Gemini Embedding 2 は text-embedding-3-large の完全上位互換ですか?

そうではありません。Gemini Embedding 2 はマルチモーダル対応が強みですが preview であり、テキスト専用での既存実績や導入の簡単さでは OpenAI に分があります。用途で選ぶべきです。

Cohere Embed v4 と Voyage 4 はどう違いますか?

Cohere Embed v4 は 128k 文脈と PDF/画像を含むマルチモーダル検索に強く、Voyage 4 は shared embedding space と retrieval 品質・価格最適化のしやすさが光ります。