先に結論
この3つは全部「広告動画をAIで作れる」サービスですが、主戦場はかなり違います。
- 商品URLから広告動画を最短で作ってABテストしたい → Creatify
- 商品管理・公開予約・TikTok Shop連携まで一体で回したい → Pippit
- URL起点だけでなく UGC / explainer / avatar 動画まで広く作りたい → InVideo AI
一番大事なのは、動画を作ること自体が目的なのか、商品販売の運用を回すことが目的なのか を分けることです。
Creatify はかなり明確に performance ad 側へ寄っています。Pippit は social commerce のオペレーションまで含めた設計です。InVideo AI は広告動画も作れますが、より汎用的な AI video platform と見たほうがズレません。
なぜ今この比較が重要か
今のEC・アフィリエイト文脈では、「動画を作れるか」より 商品ページや商品情報をどれだけ早く広告クリエイティブへ変換できるか の方が重要です。
特に比較すべき論点は次です。
- URL を入れるだけで商品情報をどこまで拾えるか
- UGC風、avatar付き、商品訴求中心のどれが得意か
- 縦型広告を何本も量産しやすいか
- 多言語展開とCTA差し替えがしやすいか
- 生成して終わりではなく、公開・分析・改善までつながるか
この軸で見ると、3サービスはかなり性格が違います。
Creatify は 商品URL→広告動画→テスト の流れが強く、Pippit は 商品データ→動画→公開→売上寄与確認 の流れが強い。InVideo AI は 動画生成そのものの柔軟性 が強いです。
比較表
| 比較軸 | Creatify | Pippit | InVideo AI |
|---|---|---|---|
| 主戦場 | performance ad 生成 | social commerce 生成・公開運用 | 汎用AI動画生成 |
| 商品URL取り込み | 非常に強い | 強い | 中〜強 |
| 生成の起点 | URL / image / script / ad template | link / product listing / image | prompt / product details / URL / script |
| UGC風広告 | 強い | 強い | 強い |
| AI avatar | 強い。AI actors / custom avatars | 強い。avatar video / photo-to-avatar | 強い。AI actor / AI twin / UGC actors |
| 多言語展開 | 70+ languages | 複数言語・商用素材訴求 | 50+ languages 訴求 |
| 公開予約・分析 | Ad launcher / insights あり | かなり強い。scheduler / analytics / TikTok Shop | 限定的 |
| 商品管理 | 中 | 強い | 弱め |
| 向いている用途 | DTC広告、LP訴求、ABテスト | TikTok Shop / Shopify 運用、販促量産 | 汎用UGC広告、explainer、ブランド動画 |
| 料金の見え方 | 動画本数・credit ベースで分かりやすい | credit + publishing 機能込み | credit 消費型で汎用機能が広い |
3サービスの違いを実務目線で整理する
Creatify は「商品URLから売れる動画広告を作る」主語が最も明確
Creatify の強さは、URL to Video が単なる入力方式ではなく、広告生成の中核 になっていることです。
公式公開情報では、
- product URL を貼る
- 商品の特徴、ベネフィット、訴求点を解析する
- AI avatar を選ぶ
- ready-to-post な video ad を生成する
という流れがかなり明確です。APIドキュメントでも、リンクを登録してメタデータを更新し、そこから video を生成する構造がはっきりしています。
さらに pricing 側では、AI ad templates、AI actors、custom avatars、competitor ad tracker、ad insights、Meta / TikTok / AppLovin 向け launcher まで並んでいて、単なる動画編集ではなく 広告運用のクリエイティブ基盤 に近いです。
向いているのは次のケースです。
- Shopify や DTC LP から広告クリエイティブを何本も出したい
- UGC風広告のパターンを短時間で増やしたい
- 商品ページの情報を手で打ち直さず動画化したい
- 広告運用チームが、制作よりテスト速度を重視している
逆に、商品販売チャネルとの深い一体運用や予約投稿を主戦場にするなら、Pippit の方が主語に合うことがあります。
Pippit は「作る」だけでなく「売る運用」まで近い
Pippit の公開情報で目立つのは、Link to video や avatars だけではありません。むしろ本質は、商品管理・公開・分析まで social commerce に寄っている ことです。
pricing とトップ導線では、
- Link to video
- avatars
- product and content management
- multi-platform publishing and scheduler
- post performance overview and analytics
- TikTok Shop links の追加
- Shopify / TikTok Shop との product listing 連携
がまとめて訴求されています。
つまり Pippit は、広告動画を作るツールというより、売るためのコンテンツ運用OS に近いです。
向いているのは次のケースです。
- TikTok Shop や Shopify の商品点数が多い
- 1本の完璧な動画より、販売導線つきの動画を継続運用したい
- 投稿予約や配信カレンダーまで同じ画面で持ちたい
- コンテンツ制作とEC運用を同じチームで回している
弱点は、純粋なクリエイティブ最適化や広告ごとのバリエーションテストを最優先するなら、Creatify の方が分かりやすいことです。Pippit は「広告を作る」より「商品を売るためのコンテンツ運用」に一歩近いです。
InVideo AI は URL特化ではなく「幅広いAI動画制作」に強い
InVideo AI は、商品URLや product details を入れて UGC ads を作る導線もありますが、プロダクト全体としては 汎用動画生成プラットフォーム です。
公式公開情報では、
- UGC ad generator
- AI explainer video generator
- AI avatar generator
- prompt から最大30分の動画生成
- 200+ image / video / audio models へのアクセス
など、かなり広い守備範囲を打ち出しています。
UGC ads のページでは、商品リンクやブランド情報を入れて、real actors 風の UGC 動画を作る導線があります。explainer 系や AI avatar 系の訴求も強く、商品紹介だけでなく、ブランド説明、教育、営業、ナレーション付き動画まで広げやすいです。
向いているのは次のケースです。
- 商品広告だけでなく、ブランド説明や explainer も同時に作りたい
- 1つの動画AIで複数用途をまとめたい
- URL入力は使いたいが、それに縛られたくない
- UGC、avatar、stock media、generated media を広く使い分けたい
一方で、EC商品URLから最短で広告動画を量産する専用導線では、Creatify や Pippit の方が分かりやすいです。InVideo AI は広いぶん、選択肢の多さがそのまま複雑さにもなります。
料金とコスト構造の見方
Creatify は「広告動画量産の料金」が読みやすい
2026-03-31 時点の公開 pricing では、Creatify は次の構成でした。
- Free: 10 credits / month、透かしあり
- Starter: $33 / month、100 credits、20 videos / month、75+ languages
- Pro: $49 / month、200 credits、40 videos / month、3 custom avatars、ad insights、competitor ad tracker など
- Enterprise: 個別相談
広告動画を何本作れるかが比較的読みやすく、小さく始めて当たりクリエイティブを増やす 運用と相性がいいです。
Pippit は credit だけでなく「公開運用込み」で見るべき
Pippit は無料枠でも 150 credits / week があり、link to video と avatars を試せます。Starter では 21,600 credits / year に加えて、multi-platform publishing、analytics、product management が入ります。
なので Pippit を単純な動画生成単価だけで比較するとズレます。これは 制作コスト + 配信オペレーションの圧縮 を買うサービスです。
InVideo AI はモデル横断の credit 消費を理解しておく必要がある
InVideo AI の pricing 公開情報では、credits がプラットフォーム内通貨のように扱われ、generative models は個別コストが変動する前提です。しかも unused credits は繰り越されません。
つまり InVideo AI は、価格が高いか安いかより、どのモデルと生成方式をどの頻度で使うか を事前に見積もる必要があります。運用は柔軟ですが、予算感は Creatify や Pippit より少し読みづらいです。
用途別おすすめ
商品URLから広告動画を量産してCVR改善に寄せたいなら Creatify
- URL to video を主役で使いたい
- AI actors や ad templates を使って複数パターンを出したい
- 広告チームが creative test を高速で回したい
- Meta / TikTok など広告配信前提で考えている
この条件なら Creatify が最有力です。
TikTok Shop や Shopify 運用まで含めて回したいなら Pippit
- 商品カタログと動画制作を近く持ちたい
- 投稿予約、配信、分析まで 1 つで回したい
- social commerce 運用を前提にしている
- 商品リンク付き動画や販売導線まで見たい
この条件なら Pippit が合います。
UGC広告、product explainer、avatar 動画を横断したいなら InVideo AI
- 商品広告だけでなく説明動画も作りたい
- UGC actors、AI twins、explainer を併用したい
- 幅広い動画生成を 1 サービスで回したい
- URL起点より、動画表現の自由度を優先したい
この条件なら InVideo AI が有力です。
どれを選ぶべきか
1. 「広告生成」なのか「販売運用」なのかを決める
- 広告生成の最短導線 → Creatify
- 販売運用まで一体化 → Pippit
- 動画生成の守備範囲の広さ → InVideo AI
2. 商品URLの扱いを重視するなら Creatify と Pippit が先
InVideo AI も商品リンクを扱えますが、URL起点の分かりやすさでは Creatify と Pippit が一歩前です。
3. 投稿・分析まで必要なら Pippit、広告テストなら Creatify
ここはかなり分かれ目になります。制作後の運用をどこまで同一ツールに寄せたいかで決めると失敗しにくいです。
既存記事とどうつなぐか
このテーマは単体で終わりません。
- 写真や人物から avatar / image-to-video を作る比較は Sora Image-to-Video vs Runway Characters vs Hedra vs Luma Dream Machine 比較
- 生成した動画を多言語化・吹替する比較は Vozo vs ElevenLabs Dubbing vs HeyGen vs Sora 比較
- 生成後の編集基盤を見るなら OpenCutAI vs Descript vs VEED 比較
という回遊が自然です。つまり、商品URL→広告動画生成→ローカライズ→編集 の意思決定導線をつなげられます。
参考にした主な公式情報
- Creatify Pricing
- Creatify URL to Video ページ
- Creatify API docs: URL-to-Video
- Pippit Pricing
- Pippit 公式トップの Link to Video / publishing / analytics 導線
- InVideo AI Pricing
- InVideo AI UGC ads / explainer video / avatar generator 公開情報